故人の遺品整理を業者に依頼する場合、遺品整理業者と不用品回収業者、どちらにでも依頼することは可能です。ここでは両者の違いや具体的な整理方法の違いについてご紹介します。家族の残した遺品を整理・処分する方はそれぞれの違いを知って、正しく整理してください。
遺品整理とは故人の残した品物を、残しておくものと処分するものに分けて整理することを指します。すべてを残しておくと場所も取りますし、いつまでも気持ちの整理がつかないこともあります。本当に大切なものだけ残しておいて、その他の遺品については処分しても決して悪いことではないと思います。
遺品整理を遺品整理業者に依頼する場合、まず捨てずに残しておくものと処分するものにより分けます。この作業はできる限り親族の方が同伴してください。故人のよく身に着けていたもの、人形、手作りの品などは処分しにくいと感じる人が多いものです。こういったものは、寺社で供養をしてもらうことができます。
遺品をしっかりと供養してから処分したいと考えている方は遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
不用品回収業者は、主には一般の不用品やゴミの回収、処分を行なう業者です。不用品回収業者に遺品整理を依頼することも可能です。遺品整理業者と同じく残しておくものと処分するものに分別しましょう。これも親族の方が同伴することをおすすめします。
処分するものに関しては業者がまとめて回収します。回収した不用品は、通常の粗大ゴミなどと同じように処分されます。この場合は供養などは一切行なわれません。供養がない分、一般的に遺品整理業者よりも費用が安くすむことがメリットです。
遺品整理の際は信頼の出来る業者を選ぶようにしてください。また不用品回収業者の中にも供養も行なう遺品整理サービスを行なっている業者もあります。